2016年02月21日

アップライトピアノのDIY防音

ピアノのDIY防音対策の問合せが増えています。
・適した防音材の選定
・対策のポイント
などが共通した問い合わせ内容です。対策のポイントをまずご紹介します。
*床の防振対策:絶縁材+遮音材の組み合わせによる相乗効果が期待できます。
*背面の吸音対策:これによって拡散する音を押さえて、周囲への音漏れを軽減できます。

ハサミやカッターナイフ、つなぎ目をシールするテープ類、手作りの吸音パネルに必要な木工ボンド、穴あき合板などをホームセンターや通販で揃えます。
*絶縁材と遮音材、吸音材は楽器に適した製品をご提示できます。
防音材ページをご参考にしてください。

なお、防振ゴムなど1種類の防音材による対策は費用対効果が低いので、必ず絶縁材と遮音材を組み合わせてください。
これは同調する重低音の遮音効果の低下を回避するためにも必要な対策です。
吸音パネルは吸音ウールを穴あき合板に接着するだけで作れます。
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2015年03月18日

壁などDIY対策としての吸音材

 先日、あるプロの声楽家(ソプラノ歌手)のDIY防音対策のご相談を受けました。このかたは以前、ボックスタイプの防音室を使用して体調を崩されたそうです。
 おそらく、防音室の組み立て施工に際して、内部のグラスウールや接着剤から揮発する成分に反応されたようです。しかも、その防音室は音響がよくなく、音漏れもするとのことでした。

 そこで、ご自宅のマンションの一部屋について、練習室として主に日中に使用することを目的として、ご自身で防音材を活用して対策を行いたいという相談でした。

 今までの経緯を踏まえて、安全性の高い「ポリエチレンウール、フェルト」を主体にした吸音対策をご提案しました。自分でハサミで比較的簡単にカットできるうえに、粉塵が出なく、チクチクもしない肌触りの良い素材です。これならば、小さなお子さんが部屋に入っても安心です。

 楽器も使用されるので、周波数特性の異なる2種類の吸音材をご提案しました。防音職人では、ポリエチレンウール・フェルトは、ネット上において廉価で納品できるように努力しています。ほかの業者と比べてみてください。
防音材のページ


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2013年04月04日

ピアノなど床のDIY防音の留意点

 木造の場合は、床の下地が木材のため、ある程度、衝撃を吸収する効果がありますが、マンションの場合は、コンクリートスラブそのものが振動など固体音を意外と伝えやすい特性があり、床に使う防音材によって、特定の周波数の音が共振する場合があります。

 たとえば、厚さ10ミリ以上の遮音ゴムマットは、ある周波数の振動音と同調して共振することがあります。通常、このような共振を回避するには、異なる特性の防音材を重ねるか、厚さ3〜4ミリの遮音ゴム・制振マットを重ねることが有効です。

 特にピアノは低音(30〜100Hzという低周波音)を発する楽器です。床や壁に振動が伝わりやすく、グランドピアノでは、防振対策が非常に重要です。

 DIYでも、異なる特性の遮音材、制振材を重ねることにより、共振を回避して防音効果を高めることができます。
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2013年01月06日

楽器の防音室に使う吸音材

 ピアノやヴァイオリンなどの楽器防音室に適する吸音材は、ロックウール、ポリエチレンウール(ペットボトル再生材)です。

 それは他の吸音材よりも適用できる周波数帯が広く、吸音率も高いからです。ところが、この吸音材は防音職人で現場に納品する単価よりも通販サイトは2〜3割程度、高く販売しています。
 例えば、455×910ミリサイズのポリエチレンウールですが、私のほうでは680円以下で納品しているのに、他の業者は1枚1000円以上で販売しています。(2013年1月現在の記述です)
※この製品は2013年6月の下旬より、原材料の高騰により約30%値上げされます。

 通販専門業者は、なんと利益を追求しているのかと呆れました。

 もちろん、送料の差はあると思いますので、総額で比較する必要はあると思いますので、防音職人にお気軽に御問合せください。相見積りで比較されると良いでしょう。
 ちなみに、防音職人では、ポリエチレンウールは1枚単位で納品可能です。原則として、関西から中部、北陸、関東エリアが納品可能地域となります。周辺地域の方は御相談ください。
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2012年09月17日

ヴァイオリン防音と吸音材・遮音材

 防音材の特長を述べるカテゴリと重複しますが、防音職人で使用している遮音マット(遮音材)と吸音ウール(吸音材)の木造住宅・楽器防音の2つの最近の事例をもとに概要を述べます。

 今年の5月の連休前に、いきなり世界的なヴァイオリニストの漆原さんとご主人の音楽家から電話連絡があり、簡易防音を防音材を使って、自分たちで出来る対策はないでしょうか、という問合せでした。使用する部屋は木造の戸建住宅の1階と2階で、1階は、ご主人がコントラバスを、2階では、漆原さんがヴァイオリンを練習したり、作曲活動をするのに音だしする用途でした。

 DIYは、初めてという御主人に代わり、漆原さんが取り仕切って、私と相談のやりとりをしました。出した結論は、2階の床に遮音ゴムマットを敷き、そのうえにタイルカーペットを仕上げる。壁には吸音ウール50ミリを1重張り、様子を見ながら増やしていくということでした。
防音効果は、予想以上で
*壁に反射する音が吸音されるのが実感され、張りつけ作業が進むにつれ、音漏れが減った。
*床に敷いた遮音マットの効果で、お互いの上下間の音漏れが激減した。
これは、吸音ウール(吸音材)が、後背のボードの遮音効果と合わせて相乗効果が出たため、音漏れが半減した。床は遮音マットの効果とタイルカーペット及び床の下地が相乗効果で防音性能が上がった。と考えられます。
 共通して言えることは、木造住宅の持つ、吸音性・遮音性が防音材と組み合わせることで、質量則を超えた防音効果を発揮した。非常に相性が良かったと言えると思います。
 その後、漆原さんから追加注文は来ていませんので、現状はDIYで十分対応できたのでしょう。御電話でも、大分効果が出て嬉しい、有難うございますと、御礼の言葉をいただきました。
 漆原さんは、物凄い行動力のある方であることが分かりました。言葉は柔らかく、こちらも、はいはいと直ぐに言うことを聞きそうになる(笑)、魅力の持ち主でした。

 木造住宅(遮音マットが大活躍)のもう一つの事例ですが、文章が長くなりましたので、また別の投稿で御紹介したいと思います。
posted by 防音職人 at 09:04| Comment(0) | 楽器のDIY防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする