2014年08月30日

遮音材の理想と素材

 防音室などDIYで壁と床の対策をしたいが、どのような製品が効果的でしょうかという相談をお受けします。天井は木造でもマンションでもDIYでは危険なので、職人に依頼することをアドバイスしていますが、木造の壁、マンションの床についてはDIYでも安全に施工できます。

 問題は最近、高性能な遮音材が減ってきており、大半が製品名が同じでもマイナーチェンジして性能が低下しています。とくに遮音ゴム系の製品が問題です。
 高比重のアスファルト系製品もあるのですが、これは室内が高温になると臭いが気になる場合があり、DIYには余り向きません。もちろん、日曜大工レベルで、自分で床の下地材に施工する場合は問題ないのですが、既存の床の上に敷くだけの場合は、臭いの少ない遮音ゴム系製品のほうが好都合です。

 臭いは別として、効果的な遮音材の特徴は、「高比重」「柔軟性がある」「薄くて使いやすい」ということになります。これはプロが施工する場合でも同じことです。これに合致する素材は、遮音ゴム、高比重アスファルト、樹脂ということになりますが、このうち固体音に対しても遮音効果が高い素材という条件では、遮音ゴムと高比重アスファルトしか、いまのところありません。
 この二つの素材は、金属(鉛、スチールなど)と異なり、音エネルギーを熱エネルギーに瞬時に変換し吸収するという能力があります。これが比較的薄くても、遮音効果が高いという要因です。

 なかなか市場には、適切な既製品がなく、むしろ最近はDIYのほうが難しくなっていると言えるでしょう。
posted by 防音職人 at 14:30| Comment(2) | 防音材の特徴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
階下からの苦情により、あれこれ防音対策について調べております。

音源は主に子供の足音だと思うのですが、身に覚えのない時間帯の音のことも言われ、困惑しております。

喜んで踊ったり、父親の帰宅を喜び走ってしまう子供を制止し続けることが辛く、早急に何らかの対策を取りたかったので、EVA製のジョイントマット(20mm)を敷いた上にクッションフロア(1.8mm、これは単に見栄えのためです)を敷きました。
足音は極端に小さくなったと実感しております。
しかし、やわらかいジョイントマット上にダイニングテーブルを置いてしまっているためクッションフロアがよれてしまってとても残念な状態です…
ジョイントマットの間に何か硬い素材を入れたいと思い、非常に安い合成ゴムマット(2.4mmメーカーフロア部材の処分品とのこと)を購入したのですがジョイントマットとクッションフロアの間に敷くことにより、硬さは出るのではないかと期待しているのですが、かえって音が出てしまうのではないかと急に不安になってしまいました…

そこで質問なのですが、ゴムという素材において、等しく防振または防音(床衝撃音に対して)があるものでしょうか。
ゴムの種類によって、音に対して悪化を招くというようなことはございますでしょうか…
お時間のある時にアドバイスいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


尚、ゴムマットはまだ届いておりません…


Posted by Y at 2014年11月11日 17:08
コメントを受け付けないと設定していたと勘違いしていましたので、気づきませんでした。
床の防振対策は遮音ゴムだけでは無理です。絶縁するためのフェルト材などが必要です。
理想は遮音ゴム+フェルト材(絶縁材)という組み合わせが基本です。

Posted by 防音職人 at 2017年05月24日 20:34
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