2012年09月17日

ヴァイオリン防音と吸音材・遮音材

 防音材の特長を述べるカテゴリと重複しますが、防音職人で使用している遮音マット(遮音材)と吸音ウール(吸音材)の木造住宅・楽器防音の2つの最近の事例をもとに概要を述べます。

 今年の5月の連休前に、いきなり世界的なヴァイオリニストの漆原さんとご主人の音楽家から電話連絡があり、簡易防音を防音材を使って、自分たちで出来る対策はないでしょうか、という問合せでした。使用する部屋は木造の戸建住宅の1階と2階で、1階は、ご主人がコントラバスを、2階では、漆原さんがヴァイオリンを練習したり、作曲活動をするのに音だしする用途でした。

 DIYは、初めてという御主人に代わり、漆原さんが取り仕切って、私と相談のやりとりをしました。出した結論は、2階の床に遮音ゴムマットを敷き、そのうえにタイルカーペットを仕上げる。壁には吸音ウール50ミリを1重張り、様子を見ながら増やしていくということでした。
防音効果は、予想以上で
*壁に反射する音が吸音されるのが実感され、張りつけ作業が進むにつれ、音漏れが減った。
*床に敷いた遮音マットの効果で、お互いの上下間の音漏れが激減した。
これは、吸音ウール(吸音材)が、後背のボードの遮音効果と合わせて相乗効果が出たため、音漏れが半減した。床は遮音マットの効果とタイルカーペット及び床の下地が相乗効果で防音性能が上がった。と考えられます。
 共通して言えることは、木造住宅の持つ、吸音性・遮音性が防音材と組み合わせることで、質量則を超えた防音効果を発揮した。非常に相性が良かったと言えると思います。
 その後、漆原さんから追加注文は来ていませんので、現状はDIYで十分対応できたのでしょう。御電話でも、大分効果が出て嬉しい、有難うございますと、御礼の言葉をいただきました。
 漆原さんは、物凄い行動力のある方であることが分かりました。言葉は柔らかく、こちらも、はいはいと直ぐに言うことを聞きそうになる(笑)、魅力の持ち主でした。

 木造住宅(遮音マットが大活躍)のもう一つの事例ですが、文章が長くなりましたので、また別の投稿で御紹介したいと思います。
posted by 防音職人 at 09:04| Comment(0) | 楽器のDIY防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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