2020年12月26日

約26年間の防音材の思い出

私が防音材を初めて自分で使用したのは平成7年のことでした。約26年前です。

当時すでに先端産業・土木分野で使用されていた高密度フェルト、ウレタン、遮音ゴム(非硫化ゴムを含む)、合成樹脂、アスファルト基材、ブチルゴム、発泡樹脂が新しい製品として市販されたり、特定の企業に受注生産されていました。

その後、リサイクルゴムチップを加工した遮音マット・防振マット、PETウール(吸音ウール)などが製品化され、多種多様な防音材が生産されて来ましたが、耐久性や性能の持続化という点では問題があり、選別する必要性に迫られました。

そして、20年以上かけて、私が取引製品として残した防音材は、高密度フェルト・吸音ウール・合成樹脂・アスファルト基材です。ブチルゴムも性能的には問題ないのですが、施工性・費用対効果の面で、現実の防音対策には主力製品にすることが出来ませんでした。
*ただし、ブチルテープ、ブチルシートは限定的な使用として活用しています。
*市販品の吸音材では一部のロックウールを標準仕様に加えました。

遮音ゴム・防振ゴム、リサイクルゴムを加工した遮音マット・シートは、耐用年数が短く除外しました。ウレタンマット・発泡樹脂も約10年程度で劣化することが分かり、これも防音工事から外しました。
*市販のグラスウール製品も本体の防音工事には使えないので、あくまで新築・リフォーム時の標準品として、新築業者などが手軽に施工できるものとして指定しています。(アクリアマットなど断熱材)

私の話を信じるかどうかは、閲覧者次第ですが、現在、現役の防音設計技術者として、26年間自分で試した専門家はほとんど居ないと思います。
そのような体験談を記録した書籍も出ていません。ウェブサイトもありません。
*参考:防音職人の現場用防音材
posted by 防音職人 at 10:07| Comment(0) | 防音材の特徴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする