ときどき、木造防音室の窓以外の壁をDIYで防音対策したいので、適した防音材を教えてくださいという問合せがあります。
以下、最も薄くて面密度の大きな遮音材を使ったDIY施工をご説明します。
まず、既存の壁には巾木という厚さ6ミリ〜10ミリの部材が取り付けられていることが多いので、この巾木の厚さとほぼ同じ合板を、巾木以外の壁面に木工ボンド点付け+釘(またはビス)留めですべて取付けます。
合板のつなぎ目をアクリル製気密テープでシールします。
次にアスファルト遮音シート2.4ミリ(910×2400、約17kg/巻)を約半分のサイズにカットしてから、タッカーで張り付けます。1重張り終えたら、同じ遮音材を重ねて張ります。※2重目は1重目のつなぎ目とずれる様に張ります。(適当にカットして、出来る限りつなぎ目が一致しないように調整する)
*遮音材は出来る限り突きつけて、隙間が出ないように施工してください。
次に2重目のアスファルト遮音シートのつなぎ目をアクリル製気密テープでシールします。
最後にシナ合板5.5ミリをビス留め施工し、好みに応じて壁紙を仕上げます。これで壁の防音施工が完了です。(この部分だけ職人に施工を依頼しても良いでしょう)
施工後は、遮音性能が約15dBほどアップしますので、施工前に比べて、音漏れが6割程度軽減されたように体感できます。
費用対効果は抜群ですので、ぜひご検討ください。
2019年12月28日
2019年12月01日
プロの防音材施工
遮音ゴムマットなど防音材のつなぎ目から音漏れするのを軽減するため使用するのが遮音テープです。
市販品は厚さ0.7ミリ〜1ミリで片面に粘着剤が加工され、剥離紙をめくりながら使用します。
ところが、市販品の大半は粘着性と伸縮性が弱いため、防音材によっては張り付けても、すぐに口が開いてしまい施工性・気密性に問題があります。しかも、厚さ0.7ミリ〜1ミリ分の微妙な段差が解消されず平坦性が損なわれるため、捨て貼りが余計に必要になります。
このため、防音室などの設計・施工のプロは市販の遮音テープは使いません。
別の製品を使うだけでなく、遮音欠損を防ぐための別の現場工法を行います。耐久性も考慮しています。
特に木造防音室や住宅の生活防音にとって、つなぎ目の隙間対策は重要です。これを疎かにすると高い周波数の音が漏れます。
つなぎ目処理の遮音テープ一つをとっても、プロかどうかを見極めることが出来ます。
防音職人では、施工説明図に施工要領として明記しますので、防音工事に慣れていない工務店でも施工できます。
*もちろん、つなぎ目をシールするためのテープは具体的に指示し、遮音欠損を防ぐための工夫も説明します。
指摘されると大半の施工業者はすぐに理解してくれます。要するにコロンブスの卵と同じです。言われてみれば当然の事なのです。
☕🎤📖
市販品は厚さ0.7ミリ〜1ミリで片面に粘着剤が加工され、剥離紙をめくりながら使用します。
ところが、市販品の大半は粘着性と伸縮性が弱いため、防音材によっては張り付けても、すぐに口が開いてしまい施工性・気密性に問題があります。しかも、厚さ0.7ミリ〜1ミリ分の微妙な段差が解消されず平坦性が損なわれるため、捨て貼りが余計に必要になります。
このため、防音室などの設計・施工のプロは市販の遮音テープは使いません。
別の製品を使うだけでなく、遮音欠損を防ぐための別の現場工法を行います。耐久性も考慮しています。
特に木造防音室や住宅の生活防音にとって、つなぎ目の隙間対策は重要です。これを疎かにすると高い周波数の音が漏れます。
つなぎ目処理の遮音テープ一つをとっても、プロかどうかを見極めることが出来ます。
防音職人では、施工説明図に施工要領として明記しますので、防音工事に慣れていない工務店でも施工できます。
*もちろん、つなぎ目をシールするためのテープは具体的に指示し、遮音欠損を防ぐための工夫も説明します。
指摘されると大半の施工業者はすぐに理解してくれます。要するにコロンブスの卵と同じです。言われてみれば当然の事なのです。
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