2019年11月29日

鉛シートと制振効果

音楽防音室や壁面の共振を抑えるために遮音制振材を使用することがあります。

その場合、使用しても効果のない防音材が有り、むしろ反射音や固体音が目立つようになり逆効果になります。

その典型例が「鉛のシート」です。

床に敷いても、壁面の石膏ボードや合板に張り付けてもほとんど効果がないだけでなく、木造音楽防音室に使用すると反射音が強くなり音響が大幅に悪化します。

また、マンションのGL工法の壁面や柱・梁型面に鉛シートを張り付けても防音効果はありません。

面密度が高いから制振効果も高いと思い込む、迷信のようなことがひとり歩きしているだけです。

注意しなければならない遮音材なのです。

失敗事例の相談が多く、みなさん予想外の結果に驚かれます。そして、防音工事を失敗すると、解体してやり直すことになり、廃棄処分費用もかかるなど、その損失は大きいです。

では、鉛シートは活用方法がないのかというと、あります。それは防音ドアの様に小さな区画の遮音に使用するものです。
ですが、余りにも重くなるので、蝶番を3か所付けないとドアが緩んできます。
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2019年11月15日

床の防音材と透過損失

空気伝播音の遮音性能を周波数ごとに示す指標に透過損失(dB)があります。

この数値が大きいほど遮音性が高いと言えますが、これは固体(床材、躯体)を伝わる音を遮断(軽減)する数値とは異なります。

ある大手防音材メーカーは、これを混同して透過損失が大きいから床の生活騒音を大幅に遮断できると説明していますが、これは間違いです。

たとえば、高比重の遮音材が必ずしも、足音などの固体伝播音を大幅に軽減できないことを見ても明らかです。振動音を吸収したり、瞬時に制振する性能が高くないと効果は少ないのです。

空気音は基本的に高比重で面密度の大きな遮音材が適するのですが、床や壁などを伝播する固体音対策は、制振材や振動絶縁材を併用しないと効果が出ません。
*ピアノの振動音対策も同様です。

防音職人では、固体音を軽減・吸収する制振材および高比重の遮音材の組合せを推奨しています。

防音材を購入する場合は、どういう音を遮音するのか出来る限り詳しい情報をご提供ください。

効果的な組み合わせをアドバイスして、防音材をご提示します。
相談・問合せページ
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2019年11月04日

防音材の値上がりと性能

防音材の中で最も多用されているのが遮音シート、遮音マットです。

その原料は、大半が塩ビなど合成樹脂、リサイクルゴム素材、アスファルト基材です。

厚さ1.0〜1.5ミリ程度の遮音シートは殆ど遮音効果がないことは、当ブログや防音職人のサイトでも説明している通りです。

問題なのは、防音職人の取扱い製品よりも単価の高い遮音マット・シートが増えていることです。しかも面密度や制振性能が低いため、費用対効果が低いのです。
*しかもリサイクルゴムで出来ている遮音シートや遮音ゴムマットは劣化しやすく、経年変化で性能が低下します。そのうえ臭いが気になる製品が多いので、カーペットの下に敷いた程度では臭いがします。

大手メーカーの遮音ゴムシート厚さ1.5ミリ〜2.8ミリの製品は、防音職人が扱っているアスファルト遮音シート2.4ミリや遮音ゴムマット3ミリよりも面密度がかなり低く、遮音性能(透過損失)が低いです。
*単価も割高です。
おそらく、消費税率アップを契機として値上がりしたと思われます。(防音職人の製品は2019年12月納品分までは単価は値上げしません)

現在、防音職人では無料相談は木造防音室だけ対応していますが、防音材の概算見積りは無料で行っていますので、メールフォームでご連絡ください。送料をメーカーに問い合わせますので、多少の時間がかかりますが、見積りします。

次のページに掲載されている製品の見積りは無料です。※ページの右側に掲載されています。
防音材ページ
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