2018年11月28日

マンションGL壁とアップライトピアノ

当ブログにおいて、再三、アップライトピアノのDIY防音について投稿してきました。

ピアノは共通して床の対策が重要ですが、アップライトピアノは音が強く出るのが背面と床面です。

このため、マンションのGL壁を背にして壁際にアップライトピアノを置いて演奏すると、床だけでなく壁面から大幅に音漏れして、階下だけでなく、他の隣接世帯に響きます。

この壁からの音漏れを軽減するには、手作りの吸音パネルが効果的です。

概ね畳サイズ(910×1820)の吸音パネルを2枚作り、背面に挟んだり立てかけます。これで音漏れが半減します。
*床の防音対策は他の記事を参考にしてください。

では、手作りの吸音パネルの作り方を説明します。
・制振フェルト6ミリ(950×1850)を910×1820のサイズにハサミなどでカットします。
・これに吸音ウール50ミリ(455×910)を4枚分、木工ボンドで貼ります。
・できた吸音パネル厚さ56ミリをピアノの背面などに配置して完了です。

制振フェルトと吸音ウールの費用は、東京・神奈川ですと概算で次のようになります。
・制振フェルト6ミリは5枚セット:5枚×2200=11,000円 ※送料(消費税8%):2160円
・吸音ウール50ミリは10枚セット:9,800円 ※送料(消費税8%):約1730円
合計:24,690円

余った吸音ウールや制振フェルトは適当に重ねてピアノのそばに立てかけてください。音響調整に使えます。
*制振フェルトは床の振動軽減にも使えます。

以上の対策は、既製品の吸音パネルよりも安く済みます。
posted by 防音職人 at 17:00| Comment(0) | 楽器のDIY防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月27日

ピアノ重低音・打鍵音を大幅に軽減できるDIY防振台

ここ数年の検証で、DIYで出来る手づくり防振台を開発しました。

グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノの底部・支持脚から床に伝播する固体音を大幅にカットする対策です。
*床の固体振動音を1/3〜1/4程度に軽減できます。(木造住宅、マンション) ※但し、床が脆弱な木造共同住宅(アパートなど)は不可。

2種類の遮音材+制振材+市販のタイルカーペット仕上げで約22ミリの厚さです。

たとえば、約3帖のスペースで作りますと、必要な防音材は費用は概ね次のようになります。(東京・神奈川・愛知・静岡の場合)
・約52,000円(税込み、送料込み)※2018年5月現在
これ以外に、支持脚に装着するインシュレーターのほかタイルカーペット、気密テープ、両面テープ、カッターナイフが必要です。

市販の防振台よりも薄くて費用対効果は高いです。
とくにマンションや木造住宅の1階に最適です。

あまった制振材(白色・無臭)は、貼り合せて壁に立てかけると音響調整に使えます。

また、制振材はピアノの脚に挟むことによって、振動音を軽減できますので、端材も有効利用できて便利です。
制振材活用事例(ピアノ)
posted by 防音職人 at 10:02| Comment(0) | 床のDIY防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月04日

ピアノの重低音・打鍵音はDIYでも防音可能

カーペット仕上げを前提にするなら、グランドピアノやアップライトピアノなどの重低音、打鍵音を大幅に減らすことは可能です。

この場合、フェルトなど振動絶縁材・制振材と面密度の大きな遮音ゴム(樹脂製品など)との組み合わせが簡単で効果的です。
*転倒防止にピアノ脚にインシュレーターを使用してください。(地震時に横滑りを抑える効果もあります)

使用材料は通販やホームセンターでも入手できますが、必ず単価や臭いなどを確認してから購入してください。また、床暖房に対応していない製品も結構ありますので、必ず販売者に確認してください。

防音材のつなぎ目は気密テープでシールします。アクリル製気密テープが安全で便利です。(ホームセンターで購入できます)

なお、再生ゴム製品は耐久性と臭いの面で難がありますので、ご留意ください。
カーペットは防音タイプもありますが、上記のような防音材を併用する場合は、通常製品で大丈夫です。
posted by 防音職人 at 07:23| 床のDIY防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

遮音材の特長と防音効果

市販の遮音材を界壁などに施工して、防音効果が小さいので、防音職人の防音材を注文したいという相談が時々あります。

詳しい話を聞いてみると、先に使った防音材の選定ミスや施工要領そのものが間違っているケースが多いです。単価もかなり割高ですので、詳しい事情を聞きましたら、某大手の通販サイトで施主自らが注文して現場に納品したものでした。

通販サイトは防音効果など現場で確かめることはなく、メーカーの自己申告をそのまま鵜呑みにして販売します。なんの保証もないのです。

遮音材は少なくとも、周波数帯別に防音性能(透過損失)をチェックして、施工要領をメーカーに確認する必要がありますが、なかには施工要領そのものが間違っている製品もあります。

ですから、セカンドオピニオンとして有料相談を専門家に依頼したほうが失敗のリスクも大幅に減り、費用対効果も高くなります。
DIYであっても、正しい施工要領で施工すれば、それなりの効果が期待できます。

防音材の保有する特長を活かすことが最も重要です。
posted by 防音職人 at 16:13| Comment(0) | 防音材の特徴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月17日

防音材の特性を生かした施工要領

防音材を活用したDIYや生活防音、防音室の相談でよく見られるのが、実績のない製品を闇雲に張り付けて拙速に工事を進めることです。

すでに竣工して失敗に気づいてから、再度相談してくる人が居ますが、最初から有料コンサルティングを依頼していただければ、失敗することも補修工事をすることもなかったわけです。
*現場に伺うと、気になる隙間が散見され、一部解体を指示した木造防音室もありました。

相談者が自ら契約して工事を任せた業者が、何が問題なのかが理解できていなく、私が詳細に説明して初めて間違いに気づくという有様です。
担当した施工業者はお手上げ状態なので、私の提案を施主を通して全面的に受け入れます。
受け入れない場合は、同じ間違いを繰り返すか、施主に提訴されてもめます。

大半が防音材の選定と施工要領そのものが間違っており、設計そのものに大きな問題があり、現場の職人は設計通りに施工しているという気持ちがあり、残念な気持ちと設計者に対する不信感でいっぱいになります。

もとは、30,000円から35,000円程度のコンサルティング費用をケチった施主にも大きな責任があります。
失敗して再工事すれば、一部屋で100万円以上追加費用がかかるわけですから、最初から適正な検討をしていれば、こんな無駄は出ません。
posted by 防音職人 at 08:57| Comment(0) | 防音材の特徴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする