2019年11月15日

床の防音材と透過損失

空気伝播音の遮音性能を周波数ごとに示す指標に透過損失(dB)があります。

この数値が大きいほど遮音性が高いと言えますが、これは固体(床材、躯体)を伝わる音を遮断(軽減)する数値とは異なります。

ある大手防音材メーカーは、これを混同して透過損失が大きいから床の生活騒音を大幅に遮断できると説明していますが、これは間違いです。

たとえば、高比重の遮音材が必ずしも、足音などの固体伝播音を大幅に軽減できないことを見ても明らかです。振動音を吸収したり、瞬時に制振する性能が高くないと効果は少ないのです。

空気音は基本的に高比重で面密度の大きな遮音材が適するのですが、床や壁などを伝播する固体音対策は、制振材や振動絶縁材を併用しないと効果が出ません。
*ピアノの振動音対策も同様です。

防音職人では、固体音を軽減・吸収する制振材および高比重の遮音材の組合せを推奨しています。

防音材を購入する場合は、どういう音を遮音するのか出来る限り詳しい情報をご提供ください。

効果的な組み合わせをアドバイスして、防音材をご提示します。
相談・問合せページ
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posted by 防音職人 at 08:23| Comment(0) | 床のDIY防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月04日

防音材の値上がりと性能

防音材の中で最も多用されているのが遮音シート、遮音マットです。

その原料は、大半が塩ビなど合成樹脂、リサイクルゴム素材、アスファルト基材です。

厚さ1.0〜1.5ミリ程度の遮音シートは殆ど遮音効果がないことは、当ブログや防音職人のサイトでも説明している通りです。

問題なのは、防音職人の取扱い製品よりも単価の高い遮音マット・シートが増えていることです。しかも面密度や制振性能が低いため、費用対効果が低いのです。
*しかもリサイクルゴムで出来ている遮音シートや遮音ゴムマットは劣化しやすく、経年変化で性能が低下します。そのうえ臭いが気になる製品が多いので、カーペットの下に敷いた程度では臭いがします。

大手メーカーの遮音ゴムシート厚さ1.5ミリ〜2.8ミリの製品は、防音職人が扱っているアスファルト遮音シート2.4ミリや遮音ゴムマット3ミリよりも面密度がかなり低く、遮音性能(透過損失)が低いです。
*単価も割高です。
おそらく、消費税率アップを契機として値上がりしたと思われます。(防音職人の製品は2019年12月納品分までは単価は値上げしません)

現在、防音職人では無料相談は木造防音室だけ対応していますが、防音材の概算見積りは無料で行っていますので、メールフォームでご連絡ください。送料をメーカーに問い合わせますので、多少の時間がかかりますが、見積りします。

次のページに掲載されている製品の見積りは無料です。※ページの右側に掲載されています。
防音材ページ
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2019年10月20日

防音材の特性と周波数

市販品を含めて防音材には必ず遮音特性(透過損失、制振性能など)がありますので、製品選択には注意が必要です。

まず、防音材の基本的な知識を習得することが防音設計にとって重要です。

次のページをご覧ください。
防音材の特性
防音材の豆知識

そして、防音材を一般的な建材と組み合わせることにより、質量則を超える防音効果を出すことができます。

DIYによる防音対策においても、上記のページは参考になると思います。

防音設計の留意点については、次のページをご覧ください。
防音設計の常識

なお、相乗効果を期待するなら、複数の防音材を併用してください。
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2019年08月02日

制振材と既製品でDIY床防音

ピアノ床防音対策で、既製品の弱点は制振材です。

すでに購入された遮音ゴムマット(防音ゴムマット)に補足(補強)するとすれば、制振フェルト6ミリが最適です。

余ったフェルトは吸音ウールと貼り合せて、アップライトピアノの背中側に挟んで設置すると吸音パネルになります。

床に敷く順番は制振フェルト6ミリ→遮音ゴムマット(市販品)→カーペット(防音カーペット)になります。

ちなみに、2019年8月時点での制振フェルト、吸音ウールを東京都・神奈川県・静岡県・愛知県に納品した場合の概算は次の通りです。
・制振フェルト6ミリ(950×1850)5枚セット:5×2200=11,000円(税込み)
 *送料:2,480円(税込み)
・吸音ウール50ミリ(455×910、10枚入り)1袋:10,100円(税込み、送料込み)
以上の合計は23,580円になります。

既製品の吸音パネルの費用を考えると費用対効果は良いと思います。

2019年9月までの納品であれば、金額は変わらないと思いますが、9月は駆け込み注文が多く、すでに契約現場の注文品が全部9月に集中する予定であり、9月の初旬には発注になります。

みなさん、少しでも値上がり分を避けたいという気持ちになります。
それに10月からは全て価格改訂される予定です。ご自宅や倉庫に保管できる人は早目に確保したほうが良いでしょう。🎤📖
posted by 防音職人 at 09:10| Comment(0) | 床のDIY防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月25日

最近の防音材の種類と特徴

現在の最新の防音材は、合成樹脂、アスファルト基材、ブチルゴム素材、ウレタン素材、ポリエチレン繊維(PETウール再生材)です。
このなかで費用対効果の優れている製品が、受注生産品として専門メーカーで生産されています。
*ブチルゴム製品は単価が高く、施工性の面でやや難があるため、建築現場では余り使用されていません。
*遮音ゴムマットの主流は合成樹脂です。耐久性も優れています。
*アスファルト遮音材は元々土木の世界で開発された製品ですが、遮音性・制振性に優れており、防音室での使用が増えています。
*ポリエチレン(ポリエステル)繊維はウール状のものから高密度フェルト状のものまで、密度・厚さなど多様な製品が増えています。耐久性と吸音性に優れており、安定した性能が長期間保持されます。

これらの製品は実は施工要領というものがメーカーにおいて殆ど用意されていない。使用する専門業者は元々防音設計・施工のプロのため、自社で施工要領や設計仕様を開発し、現場で施工しています。
*要するに施工要領は企業秘密なのです。
このため、見よう見まねで後発の製品を現場で使用すると、せっかくの製品がもつ性能を活かしきれないということになります。

現場での防音工事は職人によるアナログ的な施工です。施工要領にそって現場で手づくりで施工します。このアナログ技術が遮音性能の効果を保証するものであり、欠損を小さくします。

DIYでも同じことです。施工要領を間違えれば防音効果は下ります。逆に正しい施工要領で施工すれば、DIYであっても普通の防音工事に負けない効果を出すことができます。
*参考:防音材の特性
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posted by 防音職人 at 08:28| Comment(0) | 防音材の特徴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする