2017年01月12日

床の対策と防音材の特性

DIY防音の相談で多いのが、厚い遮音ゴムを施工したのに、階下の居住者から足音やピアノの音がうるさいと言われ、DIYでなんとかしたい。あるいはリフォーム業者に床だけ再施工してもらい防音効果を高めたいというものです。

既製品の遮音ゴムは重量音の防振性能が小さく、大半が軽量衝撃音向きです。また再生ゴムチップによる遮音ゴムマットは厚くても経年劣化が早い上に同じく重量音の防音効果が不十分です。

このような理由から遮音効果が弱いと言えますが、それに遮音ゴムだけでは振動音は絶縁できません。

防音職人では草創期の頃に、この現象に気づき、すぐに絶縁材である制振フェルトを採用しました。格段に足音などが小さくなりました。
マンションでも木造住宅でも効果が大きくなり、遮音ゴムと非常に相性が良いことがわかりました。

赤ちゃんや小さな子供の足音なら、制振フェルトと普通のカーペットの併用だけで、振動音を大幅に小さくできます。体重が増えてくると遮音ゴムと併用することが必要になります。
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2016年09月19日

賃貸マンションの階下騒音のDIY防音

先月、賃貸マンションの階下から「車いすを引きずるような音、足音」が居室の床に響いて眠れないというご相談がありました。
当初はマンションの騒音は壁にも伝播して回り込むので、DIYで対策するのは難しいとご返事しましたら、もう他にお願いする専門業者がないので、少しでも軽減できるなら、ぜひ防音材を使って自分で施工したいというご要望でした。

そこで、高比重のアスファルト制振マット、遮音ゴムマット、制振フェルトを組み合わせて、既存のフローリングのうえに敷き詰め、つなぎ目を気密テープでシールする。最後にタイルカーペットを敷くという提案をしました。

その結果、ご自身の体感では半減よりだいぶ良く、6割〜7割程度、騒音が小さくなったとのことです。
これは私の注意事項を忠実に守って作業された成果だと思います。
非常に難しい低い音でしたので、どの程度軽減できるかは未知数でした。

制振・絶縁材+遮音材の組合せが良かったのだと思います。防音工事を実施しても必ずしも騒音を半減以上に効果を出せる保証はないので、今回の防音対策は上出来だと言えるでしょう。
その後、相談者は眠れるようになったそうです。本当に良かったと思います。
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2016年06月08日

吸音ウールの特徴と価格

吸音ウールは別名PETウールと呼ばれ、ポリエチレン(ポリエステル)の繊維でできている吸音材です。
色はホワイトで、触ってもチクチクせずに、やわらかい感触です。通常は刃渡りの大きめのハサミでカットします。木材や紙には木工ボンドで接着できます。

先日、防音職人の類似品の吸音ウールのほうが20円安いと言われまして、調べたところ、その製品は吸音ウール50ミリ(455×910)の約1/3のサイズでした。厚さは同じです。
ですから、単価的にはかなりの割高です。

価格を比較する場合は、必ず製品のサイズを確認してください。送料や配送エリアもチェックしてください。
ちなみに、防音職人の製品は、原則として沖縄・九州・四国・東北・北海道、および離島は配送できませんので、ご注意ください。
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2016年03月27日

遮音パネルの概要と留意点

既製品の遮音パネルの多くが共通した弱点を持っています。
最近の木造住宅の生活防音や防音室の相談で出てくるのが、「遮音パネルを天井や壁に施工したのに防音効果が余り体感できない」というものです。

遮音パネルの主な仕様は
・PBに薄い塩ビシートまたは薄い遮音シートを張り合わせたもの。
・PBに薄い樹脂を接着又は塗ったもの。
・PBに遮音ゴムマットまたはアスファルトマットを張り合わせたもの。
このうち、遮音ゴムとアスファルトマットの製品を除けば、大半がPBの持つ遮音上の弱点をそのまま保有し、低音域と高音域において遮音性能が伸びないまたはコインシデンスによる遮音低下が目立つという共通点があります。遮音パネルとは名ばかりのものです。

そして、遮音パネル工法の共通した弱点は、つなぎ目から主に中音域から高音域にかけて音漏れが生じるという特性です。これでは十分な防音対策にならず、費用対効果が低いということになります。

製品上の問題や工法の問題が複合された結果、住宅や防音室で起きる現象です。
防音職人では、これらの問題の対策方法などを国立駅南口や西国立駅周辺の仕事場において、防音相談を行っています。
相談・問合せページ

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2016年02月21日

アップライトピアノのDIY防音

ピアノのDIY防音対策の問合せが増えています。
・適した防音材の選定
・対策のポイント
などが共通した問い合わせ内容です。対策のポイントをまずご紹介します。
*床の防振対策:絶縁材+遮音材の組み合わせによる相乗効果が期待できます。
*背面の吸音対策:これによって拡散する音を押さえて、周囲への音漏れを軽減できます。

ハサミやカッターナイフ、つなぎ目をシールするテープ類、手作りの吸音パネルに必要な木工ボンド、穴あき合板などをホームセンターや通販で揃えます。
*絶縁材と遮音材、吸音材は楽器に適した製品をご提示できます。
防音材ページをご参考にしてください。

なお、防振ゴムなど1種類の防音材による対策は費用対効果が低いので、必ず絶縁材と遮音材を組み合わせてください。
これは同調する重低音の遮音効果の低下を回避するためにも必要な対策です。
吸音パネルは吸音ウールを穴あき合板に接着するだけで作れます。
posted by 防音職人 at 14:29| Comment(0) | 楽器のDIY防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする