2017年09月17日

防音材の特性を生かした施工要領

防音材を活用したDIYや生活防音、防音室の相談でよく見られるのが、実績のない製品を闇雲に張り付けて拙速に工事を進めることです。

すでに竣工して失敗に気づいてから、再度相談してくる人が居ますが、最初から有料コンサルティングを依頼していただければ、失敗することも補修工事をすることもなかったわけです。
*現場に伺うと、気になる隙間が散見され、一部解体を指示した木造防音室もありました。

相談者が自ら契約して工事を任せた業者が、何が問題なのかが理解できていなく、私が詳細に説明して初めて間違いに気づくという有様です。
担当した施工業者はお手上げ状態なので、私の提案を施主を通して全面的に受け入れます。
受け入れない場合は、同じ間違いを繰り返すか、施主に提訴されてもめます。

大半が防音材の選定と施工要領そのものが間違っており、設計そのものに大きな問題があり、現場の職人は設計通りに施工しているという気持ちがあり、残念な気持ちと設計者に対する不信感でいっぱいになります。

もとは、30,000円から35,000円程度のコンサルティング費用をケチった施主にも大きな責任があります。
失敗して再工事すれば、一部屋で100万円以上追加費用がかかるわけですから、最初から適正な検討をしていれば、こんな無駄は出ません。
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2017年07月15日

木造住宅の防音材を取材記者に説明しました

防音材には「遮音材」「制振(防振)材」「吸音材」の3つの種類があることは多くの人が知っていると思います。ですが、石膏ボードや木材の特性を正確に把握している人は極めて少ない。

専門誌の取材記者もネット上の情報を拾ってきたようですが、分類そのものが間違ていたり、防音効果のないものを含めていました。
建築士でも分からないくらいですから、無理もないですが。

一番間違いが多いのが制振材です。鉛のシートを制振(防振)材と認識していたようですが、間違っています。床やGL壁の制振に使用しても効果はありません。

逆に遮音材である合板類の中には、構造用合板、シージングボードのように制振効果のある製品もあります。
特殊な防音材だけでなく、一般的な建材の使い方を覚えると木造住宅の生活防音に役立ちます。

それと木材や石膏ボードと相性の良い遮音材などを組み合わせると効果的です。
基本的な内容を記者に約2時間かけて説明し、参考資料のメモを渡しました。

少しでも記事が読者などの役に立てば幸いです。
*木造共同住宅(アパート、賃貸併用住宅など)のオーナーを対象にした専門誌です。
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2017年05月18日

電子ピアノの打鍵音・振動音のDIY対策

ちょうど連休中の谷間に電子ピアノの打鍵音・振動音を床について遮断したいと相談がありました。

国立駅南口直近で話を伺い、同じマンションの階下の居住者からの騒音クレームであることが分かりました。隣からは苦情はないので、おそらく打鍵音が階下に響いているのではないかという結論に至り、床の防振(制振)対策をDIYで行うことになりました。

早速、現場に防音材(遮音+制振)を納品し、相談者がすぐに床に敷き、電子ピアノを弾いてみて、家族に確認してもらったところ、振動音が静かになり、演奏中に音が遮断されているのが体感できたということです。

タイルカーペットを含めて、わずか21ミリの防音対策でしたが、非常に効果的で低コストで完了しました。

防音職人では2種類の制振材と2種類の遮音材を組み合わせて、建物構造などを考慮して提案しています。
すべて、実際に防音室で使用している安全な資材です。
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2017年03月20日

一重敷くだけで物の落下音、足音を遮断できる防音製品はない

ネット通販で、1重敷くだけで「落下音や足音を遮断できる」業界最高の防音・防振性能という誇大広告を見かけますが、そのような製品は存在しません。

購入される際には保証してもらったほうがいいでしょう。広告と実際の防音効果が異なれば返品してもらえるように約束してから取引してください。

床の防音対策には軽量衝撃音と重量衝撃音がありますので、軽量音対策だけでは足音や重い落下音、ピアノ防音はできません。

通常は、制振材+遮音材+カーペットという組み合わせがDIYの基本です。

実際にネットの通販で購入された防音カーペットが余り効果がないので、防音職人の制振材を併用したいという相談が時々あります。
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2017年02月05日

遮音ゴム製品の特徴

最近の遮音ゴム製品(防音材)は、大別して、「合成ゴム(樹脂、塩ビ)」「再生ゴム(リサイクルゴムチップ加工品、リサイクルゴム混合品)」の素材からできています。

このうち、再生ゴム(リサイクルゴムチップ加工品)」はフレーク状の空隙があり、クッション性がありますが、酸化しやすく劣化しやすい欠点、品質と面密度が一定しないという特徴があります。

リサイクルゴム混合品は製品によって主成分の配合に違いがあり、耐久性や制振性などに差が見られます。同様に合成ゴム製品も主成分の配合によって柔軟性・制振性に差が出ますので、製品ごとのデータや実績を確認する必要があります。

一般的に合成ゴム製品のほうが耐久性があり、防音効果の劣化が起こりにくい特長があります。
ただし、防振性(制振性)は製品ごとにばらつきがあり、用途に適した製品を選ぶ必要があり、DIYにおいても専門家にアドバイスを受けることが重要です。

ちなみにアスファルトマットや合成ゴムは、柔軟性と厚さ・面密度が同等であれば、性能も大差ありません。
リサイクルゴムマットのほうが選別するのが難しいと言えるでしょう。
ですが、石膏ボードや合板類と併用すると遮音効果が高まったり、振動音を軽減する効果があるため、有効に活用したい建築材料です。
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